コロナの日々


私の年齢は68歳である。9月には69歳になる。要は生まれて69年近く生きてきて、こんな不自由なそして不安な生活は初めてである。最初は中国だけの話かと思いまさに対岸の火事と思っていた。新年が明け、「今年もよろしくお願いします。」と言う挨拶を交わした時、今年がこんな最悪の年になろうと誰が想像しただろうか。海外の話題から現実味が帯びてきたのがダイヤモンドプリンセス号の停泊からである。それから屋形船、タクシー、介護施設などから感染者が出たと言うニュースが連日報じられるようになり、また各種イベントが中止や延期となった。毎日毎日感染者の人数をマスコミが報じ、ついに群馬にも高崎にもと感染者が発表された、よいよ身近な雰囲気になった。わが社もさっそく感染対策をした、社内の机を空間を保つように配置換えし、接客テーブルにアクリル板を置き、消毒液を至る所に置き、全員マスクをつける、と言う事を徹底した。お客様との対応は、電話、FAX、郵送を主体とし、お客様の要望以外は訪問を自粛した。私生活は私の趣味の筋トレがジムの自粛休業のためできず、旅行やショッピングもできず、自宅に籠る事が多くなりストレスの毎日となった。 そんな生活も5月25日に全面解除となりジムに行きショッピングにも行く事ができるようになった。仕事もお客様と会う事も多くなり、元のペースに戻りつつある状況になってきた。まだまだ、終息した訳ではないので不安はある、手洗い、マスク、三密禁止などは徹底しなければならない。飲食店に行くのはまだ気が引けるし、イベントも中止が続いている。然し自粛生活よりは幾分でも心にゆとりができた気がする。こうして感じる事は今までの普通の生活が如何に貴重であった、とつくづく認識させられた。自由な生活のありがたさを多くの人々が感じたと思う。人々の規律や規則を守る事で自由な日々を取り戻せる事が強く認識できた、こうした守る事を続けて行ってほしい。